99%の人が知らないミネラルのお話し

目次

ミネラルをざっくり解説してみました

ミネラルってなに?

日頃、僕の治療院やジム、そして波動測定の時に栄養素についてアドバイスさせて頂くことがあります。

なかなか時間がなくて説明しきれないところがあるので、自分の整理の意味も込めて、こちらに残しておこうと思います。

 では、早速ですがミネラルとは学生時代にお世話になった元素周期表から水素、炭素、窒素、酸素の4つを除いたものの総称をミネラルっていいます。

そしてそこから非金属、軽金属、重金属に分類されます。

よく有毒性が知られている水銀、鉛、ヒ素もミネラルです。

なので、取り過ぎると身体に悪影響を及ぼします。

不足せず、過剰に取り過ぎる事のないように注意しましょう。

身体に必要なミネラル

では、ここからは身体に必要なミネラルを紹介していきます。

・クロム(Cr)必須栄養素であり、血糖値を下げるインスリンの作用を増強させることが知られています。

不足すると、体に必要なエネルギーを得るためにグルコースを利用しなくなりインスリンの必要量が上がります。耐糖脳障害、体重減少、抹消神経障害、錯乱、糖尿病、動脈硬化、高血圧などがあるそうです。

クロムを含む食べ物 野菜、穀物、肉、魚、海産物等に広く含まれるため偏りのない食事を摂る



・コバルト(Co)ビタミンB12に含まれており、赤血球を増加させます。貧血の治療薬としても用いられるそうです。欠乏すると悪性貧血、神経症、時差ぼけなどバイオリズムの乱れ

コバルトを含む食べ物 レバー、肉・魚介類、乳製品など動物性食品、納豆、もやし



・銅(Cu)必須栄養素であり、鉄と同様に赤血球の形成を助けます。骨、血管、神経、免疫機能を維持し、鉄分の吸収を手伝います。銅が不足する事は稀で普通の食事から充分摂取できます。

不足すると髪がちぢれる、髪・皮膚の色が抜け落ちる、貧血による動悸、息切れ、心臓、血管障害、動・静脈瘤、動脈硬化、骨粗髭症、慢性関節リウマチ

銅を含む食べ物 ほたるいか、牛レバー、いいだこ、しゃこ、牡蠣、そら豆、カシューナッツ、ココア



・鉄(Fe)必須栄養素であり、多くの日本人女性が不足しがちです。ヘモグロビンの必須成分です。

不足すると貧血になり、胃腸の不調、認知機能障害、免疫機能低下、疲労感、不安症、鬱傾向、神経過敏、集中力・思考力低下、舌や口の角が赤くただれる。顔色が悪い、肩や首筋がこる、貧血による動悸、息切れ、爪がさじ状にそり返る、感染症、食欲不振、便秘、下痢、お腹がはる、慢性胃炎、未熟児出産、発育遅延、無関心児童、冷え性など肉体的な問題だけではなく精神的な問題を引き起こします。

鉄を含む食べ物 豚、鶏レバー、あさり、干しひじき、がんもどき、大豆



・リチウム(Li)葉酸とビタミンB12を身体が利用するのにリチウムは必要であり、葉酸とビタミンB12は脳に必要な栄養素で、どちらかが不足すると抑うつ、精神状態の変化、認知能力の低下など、白血球を増加、血圧を下げる、生体リズムを変化、躁うつ病の治療薬。こちらも身体及び精神的な症状を引き起こします。

リチウムを含む食べ物 わかさぎなどの小魚、あさり、小麦胚芽など



マンガン(Mn)マンガンは正常な骨格の発達を促します。

不足すると、糖尿病、骨粗鬆症、てんかん、平衡感覚が悪くなる、愛情欠落、エネルギー不足で疲れる、成長遅延、運動失調、傷が治りにくいなどの慢性疾患を伴う可能性があります。

マンガンを含む食べ物 いたや貝、干しずいき、アマランサス、ライ麦全粒粉、栗、ヘーゼルナッツ、パイナップル缶



モリブデン(Mo)必須ミネラルであり酵素の働きを助けます。脂肪や炭水化物の代謝を助けます。モリブデンが足りなくなる事はマレですが、過剰摂取になりやすいようです、穀類、豆類、ナッツ類の取り過ぎで起こります。欠乏すると貧血、疲労、尿酸代謝障害、不妊、食道がんなどに繋がります。

モリブデンを含む食べ物 乳製品、納豆など豆類、レバー、米など穀類



ニッケル(Ni)ニッケルは欠乏症状なく鉄の吸収を増やしたり、貧血の予防、骨の成長、尿素の分解酵素の成分、鉄の吸収促進、ホルモン分泌に関与などに使われます。ニッケルも多くの食品に含まれます

ニッケルを含む食べ物 大豆、いんげん豆、きな粉、そば



ルビジウム(Rb)超微量ミネラルです。コーヒー、紅茶、果物、野菜、アスパラガスに多く含まれており、欠乏しにくいミネラルです。



セレン(Se)セレンは甲状腺や免疫機能を正常に機能するために必要なミネラルとされています。こちらも、あまり欠乏することは少ないですが

不足すると、抜け毛、白内障、しみ、筋力低下、心筋症、不正脈、動脈硬化、発癌リスク高、老化、精子減少、更年期症状悪化などの症状を引き起こします。

セレンが含まれる食べ物 わかさぎ、いわし、かれい、帆立貝、ねぎ、ビール、牡蠣、たら、牛肉、玄米ご飯



バナジウム(V)土壌や空気中に存在するミネラルです。バナジウムも推奨容量に関しては化学的なエビデンスはありません。

不足すると脂質やコレステロールが血管に蓄積し、動脈硬化、高血圧、高血糖などが引き起こされます。

バナジウムが含まれる食べ物 牛乳、そば、豆腐、いわし、さば、わかめ、卵



亜鉛(Zn)亜鉛は多くの食品に含まれますが

不足すると、髪が抜ける、うつ状態、情緒不安定、発達遅延、身長不伸、味覚異常、肌荒、大気汚染に弱い、動脈硬化、胃腸障害、爪に白い斑点、感染症、性能力低下、前立腺肥大症などのさまざまな症状を引き起こします。

亜鉛が多く含まれる食べ物 牡蠣、牛肩赤身肉、ラム肩肉、豚レバー、するめ、鰻蒲焼き



カルシウム(Ca)言わずもがなな認知度No1のミネラルです。甲骨文字が使われていた頃からイライラする人には亀の甲羅を削って飲ませていたと言う文献が残っているくらい古くから知られています。そして、カルシウムを体内にひきこむ為にマグネシウムも一緒に摂取すると効果的です。

不足すると神経過敏、イライラ、歯周病、虫歯、あごの骨異常、不整脈、動脈硬化、高血圧、腎結石、アレルギー、腰痛、骨軟化症、くる病、骨粗髭症、足がつる、手足のしびれ・けいれん

カルシウムが多く含まれる食べ物 チーズ、ヨーグルト、田作り、干し海老、大根の葉、小松菜、がんもどき、木綿豆腐、高野豆腐、干しひじき、ごま


マグネシウム(Mg)マグネシウムはタンパク質合成、筋肉及び神経機能、血糖コントロール、血圧調整などを行う重要なミネラルです。また、タンパク質を血中に引き込む役割もあります。

不足すると上まぶたがピクピク動く、歯の形成不全、イライラ、うつ、集中力低下、首・背中の筋肉痛、不整脈、心臓発作、動脈硬化、虚血性疾患、腎結石、手足のしびれ・ふるえ・けいれん、こむら返り、骨粗髭症、高血圧などを引き起こします。

マグネシウムを含む食べ物 アーモンド、するめ、カシューナッツ、大豆、干しひじき、ピーナッツ、玄米ごはん



リン(P)リンは、血液、筋肉、神経、骨、歯にみられる非金属ミネラルで、ATPの成分です。リンは骨を健康に保つのに役立ちます。筋肉や血管の機能維持にも役立つとされています。

不足すると歯、歯茎が弱る、歯槽膿漏、子供発育不全、くる病、筋肉が弱る、だるさ、腎結石、骨軟化症、骨・関節が弱る、神経痛などを引き起こします。

リンが含まれる食べ物はするめ、ししゃも、いわし丸干し、そら豆、プロセスチーズ、ヨーグルト、スキンミルク、ニガリ



ざっと紹介していますが、まだ硫黄とか何種類かあります。あまり使われる事がないものは僕も情報が少ないので、また情報が入れば追記しておきます。

食事を抜く人、性格に偏りがある人、女性は要注意!!思わぬ不足をまねくかも

なぜこんな事を書くかというと、栄養素は人によって消費されるスピードが違うからです。

・食事を抜いてしまう人は、ビタミン、ミネラルは生活しているだけで消費されるので食べ物で摂取しない限り補給はできません。なので、不足に陥りやすいです。

・イライラしやすい人なんかは他の人よりもカルシウムが消費されやすく、不足しがちになります。

・女性は月経で血液が流れてしまいます。なので鉄、タンパク質不足になりやすいです。


なので、実は今の日本人は隠れ栄養失調が多いです。

最後に

上記にもありますが、ミネラルが精神的なものに作用するということを知っておいて欲しいです。やる気が出ない、不安症、朝起きれない、集中できない、鬱、などカウンセリング、心療内科に行く事ももちろん大事ですが栄養素の指導はしてくれません。心の問題ではなく栄養失調の可能性を常に持っておいてください。そして、原因が心であろうと栄養素であろうと決して自分を責めないでください。自分を責めても苦しくなるだけで問題の解決にはなりません。

焦らず時間をかけて一つずつ原因を突き止めていけば必ず解決するはずです。


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